スタジオへのお問合せで一番多いのが「身体が固いのですが大丈夫でしょうか?」というお問合せです。確かにヨガというと、身体がやわらかい人の方が上手くできるのでは、というイメージがありますね。
しかし、ヨガは競争をするスポーツではありません。それよりも「自分の呼吸や身体の動きをありのままに感じること」「生きている感覚を味わうこと」の方が重要です。
ヨガをすることは身体をやわらかくする、ということ以上に素晴らしい効果がありますので、身体の固さを気にする必要はあまりないのです。
人それぞれ身体のつくりは違います。ですので、関節にも人それぞれの個性があって当然です。生まれつき、関節の動く範囲が広い方、狭い方、様々な方がいます。
関節の動く範囲が狭いからといって、悲観する必要はありません。それは関節が「しっかりしている」ということでもあるからです。
逆に身体が柔らかい、つまり関節の可動域が広いという方は、関節の求心力が弱い場合もありますので、気づかない間に身体を痛めてしまうこともあります。
もともと身体が固いというお悩みはそれほど悲観する必要がないことは、先ほど述べました。しかし、これとは別に「血行が悪い」ことにより筋肉が固くなっている、というのは別問題です。
長時間のデスクワークや運転などで同じ姿勢でいると、筋肉に行きわたる酸素が薄くなり、疲労から固くなってしまう現象があります。筋肉が柔軟性を失うことで、筋膜同士が癒着してしまうこともあります。他にも血行不良で乳酸がたまることによって、コリができてしまうこともあります。
筋肉が固くなってしまうと怪我や故障の原因になりますので、ヨガで筋肉の柔軟性を高めることはとても効果的です。身体が硬いと思う方は、それが関節の可動域による個人差なのか、筋肉の柔軟性に由来するものなのか、ぜひヨガをやりながら観察してみましょう。
なぜ他のフィットネスよりもヨガが身体を柔らかくするのに効果的だと言われているのでしょうか。
ヨガではよく「呼吸で身体を伸ばす」という表現をします。呼吸をしながら手先、足先にも酸素を送りながらポーズをとりますので、より血行が高まった状態で筋肉が伸びます。
筋肉の硬さやコリは、長く同じ習慣を続けてきた人が、一朝一夕で治るものではありません。しかし焦らず続けていけば、必ずや改善していくものです。「フレッシュ」な筋肉をゆっくり手に入れていきましょう。
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